セイボウ科

ハラアカマルセイボウ(Hedychrum japonicum)

ヒメジオンの花にいます。小型で、ほとんどがオスです。 金属性の光沢があるので視認性はいいです。 メスバチが寄生するのは、営巣性の狩バチやハナバチです。 彼らの巣に侵入して、寄主バチの幼虫をねらい寄生します。 しかし、労働寄生ではありません。

ムネツヤセイボウ(Omalus aeneus japonicus)

まわりくどいですが、捕食寄生のストーリーです。カラスノエンドウ、そこにはアリマキ(ヒゲナガアブラムシ)がいます。ムネツヤセイボウは、このアリマキに卵をうみつけます。 つぎに、シロシタイスカバチがやってきます。イスカバチはそうとは知らずに、セイ…

ツヤセイボウの一種

種名はわからない。 東京、埼玉に生息するミヤマツヤセイボウが近いかも知れない。 ツヤセイボウは、アリマキバチや、イスカバチを寄主としています。

逃げたセイボウ

行方不明になっていたハチがみつかりました。 ホソセイボウ(Chrysis galloisi)のメスで間違いないようです。

ホソセイボウ(Chrysis galloisi)

寝てます。寝姿は格好良くない。 撮りなそうと思って、朝見たら、行方不明です。 まだ、みつからない。 藁葺き古民家の軒下、ハラナガハムシドロバチの巣穴から出てきた。 よって、ホソセイボウと(状況証拠だけで)同定した。 自信はありません。

ハラアカマルセイボウ

ナミツチスガリの巣穴の前から離れない。 追っ払っても、またすぐ偵察に来る。 金緑色で赤色の丸みを帯びた腹部がきれいです。

ナミハセイボウ

大きさは8ミリほど、ハムシドロバチのなかまに寄生する。 腹部には点刻がなくて、セイボウらしくない。 ナミハセイボウのオスらしい。 和名の意味は知らない。「波歯」のことか?

ハラアカマルセイボウ

ツチスガリ(↓)属の幼虫に外部寄生する。 留守の巣に侵入して貯食量を偵察し、 OKなら、そこに自分の卵を産みつける。

ミヤマツヤセイボウ

ヤマグワにクワキジラミがついている。 ミヤマツヤセイボウがこれに卵を産み付ける。 そのクワキジラミをオオアゴマエダテバチ(↓)が狩る。 こどものエサにするためにです。 因果は巡って、オオアゴマエダテの巣から、 このセイボウが出てくるかも知れないと…

ハラアカマルセイボウ

ツチスガリの巣穴をのぞき見しているセイボウがいる。 たぶん、中でツチスガリの母親が作業をしているのだろう。 ツチスガリの子たちは、このセイボウに寄生される運命にある。

ホソセイボウ

古民家の藁葺き(わらぶき)屋根に群飛するハムシドロバチ。 混じって青いハチも飛んでいる。遠い。 屋敷の柱に青っぽいハチが止まった。 近づけない。少し動けば、さっと飛び立ってしまう。 ずいぶん待たされた。 ハムシドロバチをホストにする寄生バチです。…

オオセイボウ

大きさ15ミリ、オスです。 メスがあらわれるのは、もう少し後です。 オスが、メスの誕生を待つのがこの世界の習わしです。 シアン系の金属光沢、陽が当たると輝きます。

ツマムラサキセイボウ

体長7ミリほどです。尾端に4歯ある。 着物の端(つま)のところが紫(むらさき)。 腹端の色が陽の光でムラサキに見えることからの命名でしょう。

オオセイボウ

青い蜂と書いてセイボウと読む。 大きさは13ミリほど、構造色で、少々どぎつい。 エントツドロバチやスズバチにとっては嫌なヤツである。 巣は、このハチに狙われ、子ども部屋に寄生される。

クロバネセイボウ

大きさ7ミリぐらい。 岸から2メートル、風にゆれる葦の葉っぱについている。 お目当ては葉っぱについたアブラムシの甘露だ。 翅は薄墨色、尾端の突起は4歯です。 ホストは、ヤマトルリジガバチらしい。

ナミハセイボウ

体長約7ミリ、陽の当たる板壁でひとやすみ。 藁葺き屋根のハラナガハムシドロバチの巣穴を狙っている。

ミヤマツヤセイボウ

大きさは7ミリ、全体が青色を帯びた金属光沢です。 ヤマグワのクワキジラミの甘露がお目当てか? ワックス(蝋)にまみれている。 アリマキバチやイスカバチが宿主らしい。

褄紫(つまむらさき)

なんて読む? 褄(つま)です。 着物の端(つま)、裾(すそ)の両端のことです。 つまり、端っこが紫色だということ。 大きさ7ミリ、輝きはメタリックです。 だいたい、こんな派手なハチは悪さをする奴です。 人間世界でいえば、裏社会に生息してる奴です。 チビ…

jewel wasps

オオセイボウ、宝石と呼ぶかどうかは人それぞれ。 少々どぎついが、美しいといわれれば美しい。 陽が当たると青緑のメタリックにかがやきます。 スズバチが作った泥の巣をこじ開けて産卵(寄生)します。

青いハチ

セイボウと読みます。 ツチスガリの天敵、ハラアカマルセイボウです。 腹が赤色で、丸みを帯びる。 名前と一致するから、おぼえやすい。 ツチスガリのなかまに「労働寄生」します。 このあたり、人間社会とまったく同じ。 母バチはただ働きなのだが、これに…