2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

店じまいの秋

春に始まった国作り、夏の盛りがピークで、そして終わります。 たけき者も遂には滅びるのです。 セグロアシナガバチです。よろよろと飛んできました。 学名が、Polistes jokahamae、なぜか、ヨコハマ。

虫撮りマクロで

ひょいと見上げた空に秋の雲です。 氷の粒が流されている。 かなり高い。巻雲(けんうん)です。 虫撮りレンズを向けてみた。 すぐに消えてしまいました。

餌づけ

少々残酷な話です。 カマキリには申し訳ないが、小枝の先に縛り付けた。 オオスズメバチが通ってきて、余すところなく運んでいった。 ――が、あるときから、パタリとこなくなった。 働きバチの集団は巣ごと焼き払われました。 残酷な後日談です。

コシブトクモバチの一種

キシノウエトタテグモを狩るクモバチ、―のオスです。

どっち見てるのかわからない

空き地のススキのなかにいた。そう簡単に出会える虫ではない。 翅端まで10ミリぐらい、アカハネナガウンカです。 鮮やかな橙色、イネ科植物についてます。

菩提樹の葉っぱに

体長6ミリほど、ギングチの一種です。わかるのはそれだけ。 ギングチバチ亜科の、エグレギングチだという説もあります。 目玉が大きく、とにかく可愛い。

反芻するハチ

ハラアカチビコハナバチは、7ミリぐらいの小さなハチです。 お腹がオレンジ色だから見つけやすい。 いつみてもモグモグやってます。コハナバチ属の習性です。 純度の高い蜜を造っているのでしょう。 花粉混じりの花蜜がだんだん透明になってきます。

踊るヘボ

ヘボとはクロスズメバチのことです。 狩りの飛行は重労働です。エネルギーの補給が必要です。 すこし手伝ってあげました。 葉っぱの先にハチミツをつけておいたのです。

聞こえない音

どこから来たのかカネタタキ、珍しい訪問者です。 夜中に鉦(かね)をたたいていた(たぶん)。 若い耳なら、チン チン チン、と聞こえているはず。 聞き耳をたてたところで、聞こえる歳ではなくなった。

お昼寝

オオハキリバチ、こんな姿勢で眠れるの? 大顎で萩の花びらに噛みついてぶら下がって動かない。 風に吹かれて気持ちよさそう。 体長20ミリ、クズハキリバチと似ている。 このハチも葉っぱをきらないハキリバチです。

これっきりですか?

2016年の夏、どこで撮ったのか、忘れた。 再びの出会いはない。 クズハキリバチ(Megachile pseudomonticola)です。 オオハキリバチに似ている。おおきさ16~17ミリ。 竹筒の坑に子どもための部屋をクズ(マメ科)の葉っぱで作ります。

あかがねいろ

体長6~7ミリ、なが~い触角はオスのしるしです。 アカガネコハナバチ(Halictus aerarius)です。 金属光沢のあるこの色を、赤銅色(あかがねいろ)といいます。

ミツバチ災難

やはり、コロニーはオオスズメバチに見つかってしまった。 抵抗するミツバチをかみ殺します。 巣に侵入してミツバチの幼虫を連れ去ります。 自分たちの子どものエサにするためです。 ニホンミツバチ、絶望的な負けいくさでした。

はんぶんこ

獲物の奪い合いではありません。 重すぎるから半分にして運ぶつもりなんです。 あとあとのクッキングも楽になる。 ところが、これが、なかなかかみ切れないのでした。

mission complete

トタテグモ科のキシノウエトタテグモを狩るハチです。 ヒラカタベッコウ(Aporus japonicus)という名をネットでみつけました。 トタテグモは、地面に巣穴を掘って住み、入り口に扉を作ります。 「トタテ」とは「戸立て」のことです。竪穴式住居です。 ハチが…

いつもの手口

アラカシを周回飛行しているクロっぽいハチがいた。 葉っぱにハチミツを一滴、まんまと引っかかった。 ギングチバチでした。オスです。名前はわからない。 ヒラズともクボズとも、きめかねる。 ご相伴は、おおきさ2ミリ、キイロケアリ(ヤマアリ亜科)です。

ひつじ雲

ひつじが一匹、ひつじが二匹、ひつじがたくさん。 高さは5~7キロぐらい。高積雲(こうせきうん)です。 水滴でできているから寿命は短い。 すぐに消えてしまいます。

jewel wasps

オオセイボウ、宝石と呼ぶかどうかは人それぞれ。 少々どぎついが、美しいといわれれば美しい。 陽が当たると青緑のメタリックにかがやきます。 スズバチが作った泥の巣をこじ開けて産卵(寄生)します。

台風の置きみやげ

強風がクヌギの枝をばらまいていった。 樹上にいたクヌギシギゾウムシも一緒に落ちた。 長い口吻はドングリに坑をあけるための道具です。 開けた坑のなかに卵を産み付けます。

終齢幼虫

ムラサキツバメの幼虫です。大きさは20ミリほどです。 食い散らかしたマテバシイの葉っぱにいました。 いつも通り、アリに護衛されています。

kissing

ニホンミツバチを襲ったオオスズメバチ。 ほぼ略奪し尽したが、まだ仕事は残っている。 そとで見張り番のハチが、なかまからおやつをもらっている。 「栄養交換」といわれて、頻繁に見られる光景です。

女王さま

クロスズメバチ、おおきさ20ミリ。 さすがに、働きバチとちがって貫禄がある。 だが、女王バチはとても臆病だ。 トラブルに巻き込まれたくない。 だから、攻撃より逃げを選択する。

乏しい食糧

捕まえた虫が小さすぎた。 うまく処理できずに困っているオオスズメバチ。 ニホンミツバチを襲って全滅させたばかり。 もう、カミキリムシもコガネムシもいなくなった。 巣では腹をすかした子どもが待っている。

ありんこの行列

2.5ミリほどのアリたちが、途切れることなく歩いています。 アミメアリの引っ越しです。 定住を嫌い、頻繁に移動する。歩くのが趣味のアリです。

「ぬかだか」ってなんだ?

おでこ?、ひたい?、ぬか(額)? ―が出っぱっている? ケラトリバチ亜科、ヤマトヌカダカバチ(メス)です。 バッタ、コオロギを捕える小さい(7~8ミリ)ハチです。

つちすがり

おおきさ13ミリ。キスジツチスガリのオスです。 黄色い脚、凸凹の腹に黄色いスジがある。 メスは(クチブト)ゾウムシを抱えて飛びます。 狩りをみるチャンスがいまだこない。

にらめっこしましょ

茶碗のかけらにハチミツを一滴たらして待つ。 最初はクロヤマアリ、あとからクロスズメバチがきた。 わらったら負けだよ。

ガラスのなか

早足で歩いていて止まらないから、捕獲しました。 おおきさ8ミリほど、ムネアカアリバチのメスです。 英名はベルベットアント(velvet ant)。 コハナバチなどに寄生します。

青いハチ

セイボウと読みます。 ツチスガリの天敵、ハラアカマルセイボウです。 腹が赤色で、丸みを帯びる。 名前と一致するから、おぼえやすい。 ツチスガリのなかまに「労働寄生」します。 このあたり、人間社会とまったく同じ。 母バチはただ働きなのだが、これに…