2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ナミジガバチモドキ(Trypoxylon petiolatum)

メスです。腹部の上部はオレンジ色、ジガバチに似ている。 だが、腹部先端がジガバチほどに太くならない。 営巣場所は、竹筒や、木の坑などです。 育房の仕切りに泥をつかいます。 狩るのはハエトリグモなど、小型の蜘蛛。 姿形は似てないけれど、なるほど、…

クロスズメバチ(Vespula flaviceps)

信州では、ジバチとかヘボとか呼ばれるハチです。 その幼虫や蛹は「蜂の子」として珍重されている食品です。 どこかに巣があるのかも、しかし、そんなに多くは飛んでいない。 ふつう、ヘボの営巣は大きいんだが、都市では餌不足なのでしょう。

アオスジハナバチ(Nomia incerta)

白い萩が咲き、あっという間に散ってしまった。 萩にくるハチ、コハナバチ。メスです。 腹の帯が青緑色に色つけされている。 これが名前の由来でしょう。

チビドロのなかま(Stenodynerus)

巣の仕切りにドロを使うのでドロバチです。 チビなので、チビドロバチといいます。腹部に2本の黄色い帯があります。 外見がそっくりなのが数種いて、同定がむずかしい。 カタグロチビドロ(Stenodynerus chinensis)は、ドロバチのなかでは一番多い。 肩板が…

ギングチのなかま(Ectemnius)

ギングチのなかまには、ケラトリバチ亜科もある。 ケラトリのなかまは、コオロギなどケラのなかまを狩る。 ハエやアブを狩るギングチバチ亜科とはなじまない。 たまたま飛んできた不明の飛翔体を捕まえた。 よく見たら、ギングチのようだった。 ギングチバチ…

ツヤアリバチ(Methoca japonica)

メスです。メスには翅がありません。 アリにみえます。なので、アリバチです。 よく見ると、胸部がくびれていたり、触角が違うため、 ハチのなかまであることに気付きます。 高速で歩きます。止まらないので、野外撮影はムリ。 室内でもノンストップ走行で難…

ハラアカヤドリハキリバチ(Euaspis basalis)

大きさは15ミリ、遠くからでも目立つ赤い腹。 腹部第1節後縁以下は赤褐色。 ホストの労働を横取りするハチです。 相手はオオハキリバチ、労働寄生といいます。

チャイロスズメバチ(Vespa dybowskii)

ほかのスズメバチとは異なる色彩なのですぐ判別できます。 今年はどういうわけか、よく見かけます。 怒らせると怖い。攻撃性はかなり強いです。

ミツクリフシダカ(Andrena japonica)

大きさ12ミリ、メスです。 背板後縁が強く反り返る。フシダカの由来です。 春と夏、2化のヒメハナバチです。

アメリカジガバチ(Sceliphron caementarium)

大きさは23ミリぐらい。アメリカ原産の帰化種です。 雨上がりの道路で、巣材の泥を集めていた。 子どものエサとして、蜘蛛を狩る。 網を張らないハナグモなどを捕まえて巣に詰め込みます。 泥の玉をこしらえては飛びたった。 この汚い泥で民家の軒下などに巣…

クヌギシギゾウムシ(Curculio robustus)

舗装された道に、青いドングリをつけた枝が大量に落ちている。 ハイイロチョッキリなんですが、無駄な仕事をしてしまったようだ。 切り落とされたクヌギの枝は、さっさと片づけられる。 その中の一枝についていたクヌギシギゾウムシです。 産卵しようとして…

アカガネコハナバチ(Halictus aerarius)

体長7ミリぐらい、メスです。 ブラスのような金属光沢のハチです。 越冬した母バチから、生まれた娘バチは、生まれた巣で母バチと共に暮らします。 老いた母バチは、娘バチが働きに出ているあいだ、留守番をしています。 母バチは、娘バチの子育てを手伝いま…

シリアゲコバチ(Leucospis japonica)

大きさ約10ミリ、メスです。 淡褐色の翅、腹部に黄色の斑紋があります。 産卵管を背中に背負っている。 異様なかたちの寄生バチ。オオハキリバチ(など)に寄生する。

ウバタマムシ(Chalcophora japonica)

体長25ミリぐらい。松の切り株の上にいた。 ウバといわれて、乳母とか老女が思い浮かぶが、なまえの由来は知らない。 動き回るから、脅かすと静止するが、触角を引っ込めてしまう。

アオスジハナバチ(Nomia punctulata)

メスです。 オスに比べてハッキリとした青筋が目印です。 暑さのため不精をしていて、新しい虫さんに出会えません。

キボシカミキリ(Psacothea hilaris)

薄い黄色の斑紋(斑点)があり、そのまま和名の由来になります。 クワ、イチジク、ミカンなどの生木を食害すので害虫扱いです。