2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ハラナガハムシドロバチ(Symmorphus foveolatus)

サイジョウにそっくりだが、腹部がながい。だから、ハラナガなのだ。違いは、第1背板に1本の縦溝があること。 ここでは、藁葺き屋根の筒に泥の仕切りを作り営巣している。ハムシの幼虫を狩る。ここでは、ノミゾウムシの幼虫らしい。ほかには、オニグルミにつ…

ナミツチスガリ(Cerceris hortivaga)

これはオスです。 メスは、花に来るコハナバチをよく狙っています。 公園のトイレ脇、踏み固められた裸地に集団で巣をつくります。 坑道に育房を複数つくり、狩った獲物は一時備蓄するらしい。

スミスメンハナバチ(Hylaeus floralis Smith)

顔にある黄色の楔形の斑紋がとくちょうです。

リンネセイボウ(Chrysis ignita)

ドロバチのなかま(オオフタオビドロバチなど)に寄生します。 大きさ6ミリ、腹部末端に4歯がある。 ハルジョンで吸蜜しているところを容器で花ごと捕獲しました。 リンネとは、あのスウェーデンの学者、二名法のリンネさんでしょうか。

ラミーカミキリ(Paraglenea fortunei)

そのむかし、支那からやってきた(らしい)。 前胸の背中の黒点がパンダの顔のようでおもしろい。 梅雨前の今の時期カラムシなどに集まる。 食草のラミー(イラクサ科 カラムシの変種)からの命名です。

ニッポンギングチバチ(Rhopalum coarctatum)

腹部と後脚に赤色の斑紋がある。 ガガンボやユスリカを狩って、朽木に営巣します。

ムモンホソアシナガバチ(Parapolybia crocea)

女王です。腹部が細くくびれています。 黄色で、暗褐色の斑紋がとくちょうです。 巣は葉裏につくるので見つけにくい。

バンダイのミカドトックリ(Eumenes micado)

全長150ミリ、15歳以上限定のバンダイミカドです。 ドロバチ科のなかまでは、ミカドトックリが一番カッコいいとおもう。

オオグシアリマキバチ(Pemphredon lethifer)

アバタアリマキに似ています。後脚の脛節の棘(トゲ)で判定します。トゲがあるのがアバタアリマキで、ほとんど無いのがオオグシアリマキです。枯れ茎に営巣します。コレたぶんオスです。

ホソセイボウ(Chrysis galloisi)

腹部末端(第3節の後縁)に4歯がある。 紅色や緑色の帯がうつくしいハチです。 ハムシドロバチに寄生する悪いやつです。

アバタアリマキバチ(Pemphredon diervillae)

アブラムシを狩り、朽ち木で営巣します。

ムネツヤセイボウ(Omalus aeneus japonicus)

まわりくどいですが、捕食寄生のストーリーです。カラスノエンドウ、そこにはアリマキ(ヒゲナガアブラムシ)がいます。ムネツヤセイボウは、このアリマキに卵をうみつけます。 つぎに、シロシタイスカバチがやってきます。イスカバチはそうとは知らずに、セイ…

クロスズメバチ(Vespula flaviceps)

女王なのか、働きバチなのかは不明です。 全身10センチほどの巨大なハチです。 この時期、正義中毒の人目が多くてネットを振れません。 『狩りバチ図鑑』の田仲先生からのプレゼントです。

ヒメコオロギバチ(Liris festinans japonicus)

タンボコオロギなどの幼虫を狩って土中の巣に運ぶ。 成虫で越冬します。こいつはオスです。

タケウチトゲアワフキ(Machaerota takeuchii)

端午の節句、いまが旬の虫です。 いつもの、シナノキにいました。 オオバボダイジュなどアオイ科を寄主とする虫です。 タケウチは、泡の中にはいません。 泡の代わりに、筒状の巣を作りその中に住んでいます。 ツノは、南米に住むツノゼミを思わせます。