2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

銀の鈴

スズバチの造った巣です。 木々が葉を落とし冬、丸見えになった林のなかでみつかります。 枝に直径35ミリほどの砂の玉がついています。 オオセイボウに寄生されているかもしれない。 オオセイボウは、その痕跡を残さない。

逆光

小さな鳥がやって来てハンノキの枝にとまった。 夕方は、水平に近い角度で光がくるからまぶしい。 小鳥だって、まぶしいのは嫌だといって背をむける。 かろうじて顔がわかる。ジョウビタキだった。

私的新種

ケヤキの樹皮下で眠っていたゾウムシ。 はじめて見るゾウムシ、ユアサハナゾウムシです。 名付け親は、湯浅さんでしょうか? 1939年に命名されています。 昭和14年です。 虫にかまけていると非国民の汚名をきせられます。 そんな時代の始まりです。

木陰に隠れて遠くから

キセキレイ、20センチ、あまり出会えない鳥です。 いつもの冬のいまごろ、この池にやって来ます。 一定の距離を保っていて、近づけません。

三姉妹

朽ちた切り株を蹴っ飛ばしたら、スズメバチが眠っていた。 何事がおきたのか、驚いただろうな。ごめんなさい! 頭楯(とうじゅん)のかたちは、オオスズメバチみたいです。 起床するには早すぎるから、しっかり戸締まりをしておいた。 また、眠ってください。…

1/f ゆらぎ

炎(ほのお)は、ヒトに安らぎを与えるといわれます。 そのわけは、炎の揺れ(ゆらぎ)にあるのです。 炎が、ある周波数(f)の逆数(1/f)に比例して揺らいでいる。 ある周波数というのは、ヒトの生体リズムのことです。 体内のリズムと炎が共鳴する。 すると、自律…

枯れススキで眠るハチ

大きさ7ミリ、ヤマトツヤハナバチ(?)が枯れ茎で眠っていた。 光沢のある黒色で、腹部に黄色の縞模様がある。 (*)同属のキオビツヤハナバチとそっくりなのです。

波状雲

性質の違う(速度がちがうとかの)空気が上下に接した境目があるとき、 境目が乱れて「波」の形ができる。 これを、ケルビン・ヘルムホルツ不安定といいます。 うまい具合に、そこに雲があると可視化されるのです。 詳しいことは流体力学の教科書にでてます。

布団めくり

エノキの枯れ葉めくり、北側に積もる葉っぱを丹念に裏返します。 運がよければ、ゴマダラに混じって、オオムラサキの幼虫が見つかります。 ここで越冬した幼虫は、初夏、エノキが芽吹くと木を登っていきます。 安眠を妨害した。ごめん。

冬のハチ

ヒメコバチのなかまには膨大な種がいて、身元の確認は絶望的。 大きさは3ミリほどです。ホストはタマバエの幼虫らしい。

西日が染める

ヤマグワの葉っぱに陽が当たる。 ムラサキシジミが日なたぼっこしていた。 越冬中のメスです。 陽のあたる時間は、そんなに長くない。 滞在3分、近くの常緑の木にもぐり込んだ。

なれなれしい小鳥

エサでもくれると思ったのか、ルリビタキがとんできた。 てっきりメスだと思った。「メスタイプ」のオス、そんなの知らなかった。 未成熟の若いオスということなのか?

真冬の一品

エンジュはマメ科の落葉樹です。 その下、落ち葉の上に見つけたサイカチマメゾウムシ。 大きさは、5ミリぐらい。とてもゾウムシには見えない。 ハムシ科マメゾウムシ亜科の虫です。

気ままなメスの猫。なにに興味があるのかわからない。 大きさは7ミリほど、大きな目玉で何を見ている。 ネコハエトリ、猫に似ているとも思えない。 名前の由来を知らない。

無印良品

小綺麗になった公園から虫たちが消えてしまった。 ネコヤナギの葉裏で発見、昔は相手にしなかったヒメヨコバイ。 大きさ3ミリ、薄黄色の無地、なんの特徴もない。 ハンノヒメヨコバイかもしれない。よくわからん虫です。

牛若丸

前やうしろや右左、ここと思えば又あちら。 群れでやってきて、途中で入れ替わるから、 どれを狙っていたのかわからなくなる。 長い尾羽が、柄杓(ひしゃく)、これ「エナガ」の語源でしょう。

冬の使者

ツグミが冬を連れて帰ってきた。 一年ぶりの再会だね。 レンズを買い換えたから、去年より少し大きく写せる。 歩道の落ち葉をかき回してる。 邪魔はしないよ、・・・今日のところは。 ・・・時間はたっぷりあるしね。

遠い春

やっと「小寒」、虫たちは枯れ葉の下で眠っている。 ヒノキの根元にヒメコオロギバチの巣穴をみつけた。 彼らは冬眠しないから、ガラスビンを持って待つ。 ゲットした。8ミリぐらい、オスメスは不明です。

ふくら雀

近づきすぎた。 まんまるになって、たくさん並んでいたんだ。 でも、まぁ、縁起物だから、一匹だけでもいい。

葉痕(ようこん)

「赤ずきん」やら、「猿の惑星」やら、冬のオニグルミです。

炭火(すみび)

卵塊(らんかい)

ハンノキの枝に、ミドリシジミの越冬卵が10個ついていました。 直径1ミリ、金平糖(こんぺいとう)のような卵です。 夏が近づいて、芽吹きにあわせて孵化します。 誰かに見つかり樹皮ごと削りとられないことを祈る。

ごまだらくん

晩秋のゴマダラの子です。 エノキを降りてきました。 落ち葉の裏で眠りにつくところ。 いまごろは、どこかで熟睡してる。

なにごともなく

直径30センチ、物干し場の直下、スズメバチの古い巣です。 コガタスズメバチは、人のすぐ近くに巣を作ることが多い。 それに気づいたとき、人もハチも、パニックになる。 誰も知らずに終ってよかった。

新春のお慶びを申し上げます