2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

クロスズメバチ(Vespula flaviceps)

ヘボとか、ジバチとよばれる。 土中に営巣し、営巣規模は大きい。 幼虫は「蜂の子」として珍重される(長野県などで)。 キャベツなどと大鍋で炒めて食べたことはある。 べつに、美味とは思わなかった。 そのむかし、海のない県の貴重な食材だったようだ。

クビワギングチ(Lestica collaris)

大きさ8ミリぐらいか? 首のまわりに黄色い輪っか、クビワの由来でしょう。 立ち枯れ木、誰かの脱出した古い坑をさらに掘っている。 木くずが風で飛んでいた。

オオスズメバチ(Vespa mandarinia)

顔が黄橙色、胸は黒色、腹は黄橙色と黒色の縞模様。 尾端の色が黄色(↓)(ヒメスズメバチは黒色)です。 頭楯の下側突起が2個(コガタスズメバチは3個)です。 気性が荒く、毒性はすごく強い、本邦最大のハチ。 あまり、懇意になりたくないハチだ。

モンスズメバチ(Vespa crabro)

働きバチです。コガタスズメバチよりちょっと大きい。 腹部の波形斑紋(↓)が特徴だが、変異が多い。 セミを好んで狩る。樹液にもよく来る。 攻撃性はかなり強い。薄暮では夜も働いている。

スミスハキリバチ(Megachile humilis)

オス、メスとも7月~9月でほかのハキリバチより遅い。 平地で普通に見られるハキリバチです。 ハギ、クズを好んで訪花する。 クズハキリバチにちょっと似ている。

キアシナガバチ(Polistes rothneyi)

ほぼ黒色で黄色の斑紋がある。 セグロアシナガと似ていて、よく混同されるが 前伸腹節には二本の縦線がある(↓)ので区別できます。 アシナガバチのなかまでは、最も攻撃的で毒性も強いそうです。 人家の軒先に営巣するので騒がれる。

ニセリンゴ(Oberea mixta)

ホストのスイカズラの葉裏にいた。 近づくとすぐ逃げるが、遠くへは飛ばない。 リンゴカミキリに似ている。 肩の黒い部分を比較してみると違いがわかります。

ヒメツチスガリ(Cerceris carinalis)

ゾウムシを狩るツチスガリです。 このときは、近くのハギからコフキゾウムシを飛行運搬していた。 踏み固められた裸地に多房巣をつくり、ハムシ、ゾウムシを蓄える。 巣はほかのハチに比べて、深いそうです。

アバタアリマキバチ

メスです。深夜の撮影、半分寝むってます。 おかげで、らくに撮れました。

ナガゴマフカミキリ

公園の雑木林にいたらしい。もらいものです。 いろいろな樹木の枯れ木や伐採木に集まる。 灰色のまだら模様に、新撰組の羽織みたいな黒紋がある。 樹皮にとまると保護色になっていて見つけにくい。

ニッポンギングチ

体長7ミリ、オスメス不明、脚の白黒に特徴がある。 切断されたアジサイの枯れ枝など、 中の髄(ずい)を掻き出して育房をつくります。 子どものエサは、ガガンボやユスリカを狩って蓄える。 ほとんどのギングチの腹部には黄色の斑紋や帯があるのだが、 このハ…

コアシナガバチ

貧相なヤブガラシがひと株だけです。 そうとうに空腹らしい。 繁茂していたヤブガラシが刈られていた。付近には吸蜜に適した花がない。 12ミリほど、小型のアシナガバチだが侮(あなど)れない。 刺されたときは、かなり痛いし、腫れとズキズキは2日ぐらい続き…

スグリゾウムシ

ヒメツチスガリの巣穴を見ていた。 近くのハギからコフキゾウムシを狩ってくる。 ハギには、この泥だらけのゾウムシも一緒にいた。 ヒメがこれを獲物にするのかはわからない。 スグリゾウムシの幼虫は、土中で植物の根を食べている。 成虫は、フサスグリの葉…

ミイロツメボソクモバチ

徘徊性のハエトリグモな蜘蛛を狩るクモバチです。 クモの脚を大顎で加えて、後ろ向きに運びます。 板壁の隙間などに運び込んで簡単な巣作りをします。 おおきさ8ミリほど、胸背の肩のところに白い紋、 腹部前半と脚は赤褐色、腹部の後半が黒色。 三色(みいろ…

ツヤセイボウの一種

種名はわからない。 東京、埼玉に生息するミヤマツヤセイボウが近いかも知れない。 ツヤセイボウは、アリマキバチや、イスカバチを寄主としています。

クロスズメバチ(Vespula flaviceps lewisii)

第1化目の働きバチ、食糧不足で育ったので小さいです。 クロスズメバチは土中で、ネズミの放棄した巣などを利用する。 営巣規模は日本産のスズメバチの中で最大です。 雑多な昆虫や、クモを狩り、エサの範囲は非常に広い。

アバタアリマキバチ(Pemphredon diervillae)

オスです。桜の切り株で群舞していた。 頭部や胸部の白毛が目立っています。 後脚脛節にトゲがみえます。 メスは、アブラムシ(アリマキ)を狩ります。

オオフタオビドロバチ(Anterhynchium flavomarginatum)

腹部第1-2背板に黄色い帯があります。 既存抗、たとえばカミキリの脱出孔、に巣を造ります。 巣房の仕切りは泥です。メイガやハマキガなどの、アオムシを狩る。 リンネセイボウに寄生される。

セナガアナバチの一種

オスです。メスに比べると半分ほどの身長です。 たぶん、サトセナガアナバチと呼ばれる種です。 メスは、ゴキブリを狩って、 どこかの隙間に運び込んで産卵する(進化してないハチ?)。

フタツバギングチ

首筋の黄帯と脚の黄紋をのぞけば、全身真っ黒です。 頭楯の下端中央に2本の突起がある。 これがフタツバの由来です。 半分地中に埋まったような朽ち木に営巣し、 ちいさなヨコバイを狩ります。 複数の個体がおなじ巣口をつかうことがあります。 「協巣性」…

オナガコバチの一種

日陰の木材置き場に何匹も飛んでいた。 老眼にはきつい。はじめは、長い産卵管鞘がみえなかった。 画像を取り込んでみてわかった。サファイアの青色に輝いている。 古い木材はイスカバチをはじめ、いろいろなアリマキバチ科が住んでいる。 アリマキバチなど…

イスカバチの一種(Passaloecus sp.)

体長5ミリ、アブラムシを狩るハチ。 巣房は樹脂(ヤニ)で仕切ります。 古材木に無数に開いた針穴のような巣に出入りする。 だけど、新しく自分で開けた穴ではない。 頭から入り、尻から出てくる。狭くて中で回転できない。

トゲアシクモバチの一種

脚に立派なトゲがみえる。 徘徊性の蜘蛛を狩る。 既存坑を利用して営巣するハチ。 コトゲアシクモバチかもしれない。 ちょっと違うような気もする。 わからない。

フタスジスズバチ(Discoelius japonicus Perez)

大きさは13ミリほど、全身が黒色で光沢があります。 腹部の2箇所に黄色の細い帯がある。これが名前の由来か? 葉片を運んできた(↓)。 これを噛み砕いたもので育房を仕切ります。 巣穴を塞ぐときも同じ材料を使う。ドロバチなのに泥は使わない。 幼虫の餌とし…

藁葺き屋根のハチ

ハラナガハムシドロバチに混じって飛んでいた。 美しいフォルム、まだ、種名はわからない。 そのうちなんとかなるだろう。

アオスジハナバチ(Nomia(Hoplonomia)incerta)

白帯が4本、オスです。 腹部のラインカラーにはバリエーションがあります。 メスはきれいなブルー、オスのは白っぽい。

ハクサンツヤアナバチ(Alysson japonicus)

ヨコバイを狩って土中に営巣します。 腹の横に白っぽい(ほんとうは黄色い)紋が目立ちます。

スミゾメハキリバチ

実は、ムナカタハキリバチのメスです。 全身真っ黒、スミゾメというのは、メスに付けられた名前です。 オス(↓)は派手め、むかしは、メスとオスで、別種とされていました。

逃げたセイボウ

行方不明になっていたハチがみつかりました。 ホソセイボウ(Chrysis galloisi)のメスで間違いないようです。

ホソセイボウ(Chrysis galloisi)

寝てます。寝姿は格好良くない。 撮りなそうと思って、朝見たら、行方不明です。 まだ、みつからない。 藁葺き古民家の軒下、ハラナガハムシドロバチの巣穴から出てきた。 よって、ホソセイボウと(状況証拠だけで)同定した。 自信はありません。