ドロバチ科
竹筒や、カミキリムシなどの脱出孔にドロで仕切りを作り営巣する。 ハマキガ、メイガなどの幼虫を狩る。幼虫で越冬する。
メスです。泥の玉を咥えていた。 ドロバチはだいたい、蛾の幼虫を狩るが、 このハチはノミゾウムシの幼虫を狩る。 藁葺き屋根に群舞している。 泥の玉は巣の壁や入り口を塞ぐために使う。
日本では最大のドロバチ。 腰のくびれが見分けるポイント。 木の枝などに、泥と砂で銀の鈴みたいな巣を作る。 名前の由来です。 狩った獲物を詰め込んで産卵する。 オオセイボウに狙われる。
ハラナガハムシドロバチに混じって飛んでいた。 美しいフォルム、まだ、種名はわからない。 そのうちなんとかなるだろう。
クロオオアリくらいのちっこいハチです。 腹部第1-2背板後縁に黄色帯があります。 肩板(翅の付け根)、カタグロかな? 竹筒などに泥の仕切りを作り営巣する。 ハマキガなどの幼虫を狩って、子どものエサとします。
サムライトックリバチと呼ばれた時代もあった。 石碑や墓石など、字を彫った凹みを利用します。 かなり、省力化した作業で泥巣をつくり、 巣にはイモムシ、アオムシを詰め込みます。 ほかのトックリバチと違い、完成巣は徳利にみえない。
腹部に2本の黄帯を持ち、頭部、前胸背板に黄色班がある。 学名に「帝 みかど」がついている、豪華なハチです。 カミキリムシの脱出孔、竹筒、木材の穴などに巣を作り、 アオムシ(メイガ、ハマキガなどの幼虫)を運び入れる。
おなじ藁葺き屋根に、 サイジョウハムシドロバチよりやや遅れて登場する。 中胸背板には2本の縦溝があるのがサイジョウとの違い。 腹部第1背板中央にも1本の縦溝があります。 ホソセイボウに寄生される。
サイジョウハムシドロバチが降りてきた。 かなり高い樹からなにかの幼虫を捕ってきた。 ノミゾウムシなのか、ハムシなのかわからない。 材に潜む食材性の虫(例えば、チビタマムシ)の幼虫にみえる。
ハチミツを与えて動きを止めようとしたのに、 撮影途中で翅を振ってしまった。 メスが生まれました。 年1化、いつもの春の光景です。 まだ、獲物(ハムシ、ノミゾウムシなどの幼虫)はみつかりません。
オスです。 メスを探して飛ぶも、メスは、もう少し先になります。 腹部第1、2、4背板後縁に黄色帯がある。
ほぼ7ミリ、チビのくせに元気のいい奴でした。 触角フリフリ、ノンストップで歩く。 ハチミツにも興味なし。撮影に長時間を費やした。
トックリバチと言えば、このミカドトックリを指すようです。 トックリバチのなかまでは大型で、15ミリぐらいあります。 見分けるのは簡単で、背中の黄色紋が目印になります。
むかしの名前はサムライでした。 石碑や墓石の、文字の凹みに巣を造る。 手抜き工事にあらず、工事の省力化です。
大きさ2センチ、オスです。 大型のトックリバチのなかま。 黒色、腹部中央と胸部上部に橙色の紋がある。 たまにしか見かけないがメスは鈴のような巣をつくる。
大きさ、ほぼ8ミリ。メスです。 巣にできそうなところを探していました。 ここときめたら、泥の仕切りで営巣します。 チビドロには幾つかの種類があります。 見た目は、カタグロらしい。 肩板が黒色であることが、カタグロチビドロの由来です。
大きめのアリ、クロオオアリより小さい。 チビドロには、ムナグロ、カタグロなど、いくつかの種類がある。 イノコズチの咲く頃、よく見つかります。 身の丈に合ったアオムシ(ハマキガの幼虫など)を狩る。 そして、竹筒などに泥の仕切りを作り営巣します。
大きさは2センチぐらい。トックリバチを大きくしたような姿です。 砂を使って鈴玉のような巣を作ります。 一度、ここの砂ときめたら、何度もおなじ場所にやってくる。 巣材にこだわりがあるらしい。 狩りで捕まえた鱗翅目の幼虫を入れ、産卵、ふたをします。…
大きさ10ミリほど、オスです。 むかしはサムライトックリバチとも呼ばれていた。 撮影中(3秒かかる)に顔を動かしたのでぶれた。
ミズヒキが最盛期、ミカドトックリバチです。 いま、夏から秋への移行期です。虫たちの端境期です。 狩りバチ、ハナバチたちが、一瞬消えてしまう時期なのです。 アシナガバチだけが元気です。
トックリバチが、いとも簡単にイモムシをみつけた。 葉っぱの上で、麻酔手術をしている。 腰を折り返して、イモムシの体節に針を刺して麻酔する。 イモムシの腹部は10の体節からなっている。 10回の手術を繰り返したのだろうか? 数回だったような気がする。
体長10ミリ、黄帯が豪華だから帝(みかど)と命名された。 オス、メスの区別はむずかしい。 オスの頭楯は黄色、触角の第1節は黄色、触角の先端がカギ型に曲がる。 脚の黄色部分がメスより多い。
大きさ12ミリ、メスです。 学名は、Eumenes micado、ちゃんと帝(みかど)となっている。 ウーメネス・ミカドと読みます。 スズバチに似ているが、胸部上面の黄色斑がポイントです。 夏と秋で、黄色部分に違いがあります。 秋型の方が黄色が多い。
ハキリバチでもないのに葉っぱを運んできた。 大きさ13ミリぐらい、ハラナガハムシドロバチに似ている。 このハチは自分で坑を掘らない。誰かが開けた坑を利用する。 幼虫のエサとしてメイガ、ハマキガなどを狩る。 そして、葉っぱをかみ砕いて育房を仕切る…
幼虫の餌としてハムシの幼虫を捕まえるドロバチ科の狩りバチ。 サイジョウハムシドロバチから少し遅れてあらわれる。 大きさ11ミリ、サイジョウよりずいぶん大きい。 特徴として、腹部の第1、2、4背板後縁に黄色帯があり、 第1背板は縦長で、中胸背板には2本…
巣房のパーティションを作る材料です。 体長は7ミリ、サイジョウハムシドロバチです。 いま、古民家の茅葺き屋根で巣つくりをしています。
体長は7ミリ、サイジョウハムシドロバチです。 腹部第1節の中央に深い縦溝があります。 年1化、いま、古民家の茅葺きの屋根で巣作りの最中です。 ノミゾウムシの幼虫を狩り、巣房の隔壁は泥です。
おおきさは10ミリ、お腹に2本の黄帯がある。 肩が黒いから、カタグロチビドロバチ(♂)。 といわれても、ハチの肩ってどこかわからない。 ハマキガなどの幼虫(アオムシ)を狩ります。
ムモントックリバチが作りかけた巣です。 直径15ミリほどの泥の壺です。 石碑の文字のへこみを利用して作られています。