ハキリバチ科

スミゾメハキリバチ(Megachile willughbiella sumizome)

ムナカタハキリバチのメスです。 いまはオスのムナカタハキリバチが標準和名として通用しています。 が、むかしは、ムナカタとスミゾメは別種とされていました。 まっ黒のメスは、やっぱり「墨染」のほうが似つかわしい(とおもひます)。

バラハキリバチ(Megachile nipponica)

死んだふり。 砂糖水を無視して動き回るから、冷凍室に50秒。 仮死から復帰するのに約60秒。 なまえの通り、バラ科植物などの葉を切り取って巣材とする。 地中や、地上の既存抗に営巣する。 三枚目はオスです。

ムナカタハキリ

オスです。前肢に飾毛があり、触角の先は扁平です。 メスは、スミゾメハキリと呼ばれます。 墨染めと言われるほど、顔も真っ黒、全身も真っ黒です。

ムナカタハキリバチ

大きさ13ミリほど、メスです。 メスは真っ黒。 むかし、墨染め(スミゾメハキリ)だったのが納得できます。 倒木などの既存坑を巣とします。

バラの葉っぱ

バラハキリバチです。 バラの葉っぱだけを切るわけではありません。 親から「切るならバラがいいぞ」と教わっただけです。 バラの愛好家が騒ぎ過ぎるのです。

お昼寝

オオハキリバチ、こんな姿勢で眠れるの? 大顎で萩の花びらに噛みついてぶら下がって動かない。 風に吹かれて気持ちよさそう。 体長20ミリ、クズハキリバチと似ている。 このハチも葉っぱをきらないハキリバチです。

これっきりですか?

2016年の夏、どこで撮ったのか、忘れた。 再びの出会いはない。 クズハキリバチ(Megachile pseudomonticola)です。 オオハキリバチに似ている。おおきさ16~17ミリ。 竹筒の坑に子どもための部屋をクズ(マメ科)の葉っぱで作ります。

トゲトゲのはなばち

おおきさは10ミリほど、ヒロバトガリハナバチです。 ツルガハキリバチと一緒に飛んでいました。 尾端にトゲトゲ(4歯?)が見えるので、これはオス。 触ると痛そう。

ほんとうは十二紋

16~17ミリぐらい、トモンハナバチ(♂)です。 腹部の第1~6節(オスでは1~5節)に黄金色の紋があります。 左右に5個ずつ、合わせて十紋(ただしオスは十二紋)。 これが名前の由来です。 二紋多いからといって、オスが偉いわけでもありません。 偉いのはメスにき…