ムネツヤセイボウ(Omalus aeneus japonicus)

まわりくどいですが、捕食寄生のストーリーです。カラスノエンドウ、そこにはアリマキ(ヒゲナガアブラムシ)がいます。ムネツヤセイボウは、このアリマキに卵をうみつけます。 つぎに、シロシタイスカバチがやってきます。イスカバチはそうとは知らずに、セイ…

クロスズメバチ(Vespula flaviceps)

女王なのか、働きバチなのかは不明です。 全身10センチほどの巨大なハチです。 この時期、正義中毒の人目が多くてネットを振れません。 『狩りバチ図鑑』の田仲先生からのプレゼントです。

ヒメコオロギバチ(Liris festinans japonicus)

タンボコオロギなどの幼虫を狩って土中の巣に運ぶ。 成虫で越冬します。こいつはオスです。

タケウチトゲアワフキ(Machaerota takeuchii)

端午の節句、いまが旬の虫です。 いつもの、シナノキにいました。 オオバボダイジュなどアオイ科を寄主とする虫です。 タケウチは、泡の中にはいません。 泡の代わりに、筒状の巣を作りその中に住んでいます。 ツノは、南米に住むツノゼミを思わせます。

キマダラハナバチ(Nomada japonica)

ダイミョウです。 ヒゲナガハナバチの巣に労働寄生することで知られています。 春にあらわれ、地面近くを飛んでいたが、そろそろ消えるころです。

昭和天皇の日

1901年のきょう、 昭和天皇がお生まれになった日でございます。

キアシナガバチ(Polistes rothneyi)

女王です。黒に黄色の斑紋でゴテゴテしてます。 よくセグロアシナガと間違われます。 前伸腹節の2本の縦線で見分けます(この写真ではみえないが)。 アシナガバチのなかでは、最も攻撃性があり、その毒性もつよい。 お近づきにならないほうがいいです。

シロスジヒゲナガハナバチ(Eucera spurcatipes)

メスです。肘室は2個、シロスジです。

キクスイカミキリ(Phytoecia rufiventris)

ヨモギの茎がしおれている。 キクスイの仕業です。 産卵のとき、茎に噛み跡をつけるのです。 前胸部の赤色の斑点がめじるし、キク科植物の天敵です。

ニッポンヒゲナガハナバチ(Eucera nipponensis)

メスです。淡褐色のもふもふ感がいい。 よく似たのにシロスジヒゲナガというのがいます。 前翅の肘室、3個がニッポン、2個がシロスジです。 名前の由来、オスの触角が異常に長いのでヒゲナガです。

ミツクリフシダカヒメハナバチ(Andrena japonica)

ミツクリのメスです。むかし、フカイヒメハナバチと呼ばれていました。 夏にも現れます。2化? いまのを春型と呼ぶのかどうかはしらない。 腹節の背板が凸凹しているからフシダカです。

イワタギングチ(Ectemnius schlettereri japonicus)

いつも、菩提樹が芽吹く、4月中旬に現れるハチです。 いつみても可愛いハチ、秋に現れるのもいます。 春型とか、秋型とかがあるのかどうかは知らないです。 ついでに、名称のイワタについても信用しないこと。 言わずもがなですが、あの岩田久二雄さんのイワ…

サイジョウハムシドロバチ(Symmorphus apiciornatus)

メスです。泥の玉を咥えていた。 ドロバチはだいたい、蛾の幼虫を狩るが、 このハチはノミゾウムシの幼虫を狩る。 藁葺き屋根に群舞している。 泥の玉は巣の壁や入り口を塞ぐために使う。

キボシアシナガバチ(Polistes nipponensis)

今飛んでいるのはすべて越冬明けの女王さまです。 日本のアシナガバチ。学名が訂正されました。 従来の学名は Polistes mandarinus でした。 コアシナガバチと、ときどき混同されます。 巣ができれば、一目瞭然、育房のフタが鮮黄色です。

ギングチのなかま(Crabroninae sp.)

ハチミツに食いついた。 よく見たら、ギングチだ。 ギングチバチ亜科から先の同定はできない。

ヒメハナバチのなかま(Andrenidae sp.)

ヒメハナバチのメスです。同定できません。

ヤスマツヒメハナバチ(Andrena yasumatsui)

毎春3月末から現れ4月末にきえる。 小石混じりの砂地に団地をつくる。 上がオス、下がメス、交尾していたカップルです。 ハチの恋路を邪魔してしまった。 ヤスマツの情報は少ない。 わたしのブログの情報も信用しないでください。

キマダラハナバチ(Nomada japonica)

オスが先にでてきます。春を告げるハチのなかまです。 たぶん、ダイミョウキマダラハナバチです。 ヒゲナガハナバチなどに労働寄生する悪いやつです。

ヒメハナバチのなかま

パッと見で同定できません。 今年もまた、悩める季節になりました。

コトゲアシベッコウ(Priocnemis atropos)

春一番の、そして春だけのクモバチです。 超敏感なハチです。ちょっとの影にも怯える。 空腹のはずなのに、ハチミツにも食いつかない。 撮影しづらい春のハチでした。

トラフコメツキ(Pristilophus onerosus)

季節はめぐり、もうトラフコメツキの出番です。 市街地の公園でもみつかる春を告げるコメツキです。 両翅に3対の黒点が目印です。 季節は早足、すぐに消えますよ。

ヤヨイ姫(Andrena hebes)

ヤヨイヒメハナバチ、オスが出てから一週間、メスを見つけた。 いつもの場所から遠く離れた、オオイヌノフグリでみつけた。 あっという間に営巣期間が終わって消える。春のハチです。

ヤヨイヒメハナバチ(オス)

メスを探したのだが、まだみつからない。 そろそろ、気温が上がりそうなので出直します。 別個体オスを上から撮ってみました。 縁紋がきれいです。

モズ(Lanius bucephalus)

小鳥の季節は、もうおしまい。 これからは、虫の季節です。 春のハナバチをさがしに出かけよう。

ヤヨイヒメハナバチ(Andrena hebes)

きのうは啓蟄で、春一番も吹きました。 春を告げるハチ、オスです。メスはまだです。

ルリビタキ(Tarsiger cyanurus)

全長15センチくらい、メスです。オスは、しあわせの「青い鳥」と呼ばれています。エサをくれると思ったのか、近づいてきた。ざんねん、何もあげるものはありません。

四十雀(しじゅうから)

体長15センチ、体重15グラム、雀のなかまです。 シジュウカラは留鳥だから、年中身近にいるはず。 なのに、真夏には見た記憶がない。

キクイタダキ(Regulus regulus)

頭上の羽毛を菊の花にみたてて菊戴きです。 皇室ゆかりの小鳥かと思っていた。 体長15センチ、体重5グラムぐらいだそうです。 雌雄ほぼ同色、このヒト、メスかもしれない。

ジョウビタキ(Phoenicurus auroreus)

メスの頭は淡褐色だが、オスは銀白色です。 これが名前の由来らしい。 ジョウは尉(じょう)と書いて、翁(おきな)、すなわち、おじいさんです。 オスの銀白色の頭を、翁に見立てているんですね。 ついでに、ヒタキ(火焚き)は、火打石(ひうちいし)のことで、 こ…

シロハラ(Turdus pallidus)

なんだか、となりのトトロみたいになりました。 冬鳥、親戚筋のツグミに似ているが、腹は白っぽい。 24センチほど、地上で、採餌していることが多いです。 きょうは、紀元節、神武天皇の即位日です。 つまり、わが日本国が生まれた日です。