2021-01-01から1年間の記事一覧

オオフタオビドロバチ(Anterhynchium flavomarginatum)

体長はおよそ15ミリ、腹部背板に2本の黄色い帯があります。 竹筒、甲虫の脱出孔などに巣を作る。 幼虫の餌は、メイガ、ハマキガなどの幼虫です。 越冬態は、卵ではなく幼虫。

ヒメツツハキリバチ(Megachile subalbuta)

オスです、サクラタデ(タデ科)にきていた。 体長8ミリほど、黄褐色の毛が密に生えて毛深い。 複眼が悩ましい。メスは黒目だそうです。

チャイロスズメバチ(Vespa dybowskii)

働きバチです。 他のスズメバチとは全く異なる色彩です。 社会寄生種だけあって、獰猛そうなお顔です。

スミスハキリバチ(Megachile humilis)

体長15ミリほどのオスです。 頭部に黒褐色の短毛が密に生えている。

モンクチビルテントウ(Platynaspidius maculosus)

土着のヨツボシだと思ったのだがちがった。 よく似ているが、上翅の黒紋が大きくて、すこし横長です。 顔面が黒だからメスです。 台湾国からの移民らしい。仲よくしよう!

バラハキリバチ(Megachile nipponica)

オス(だと思います)。 なんだか、あまり活発ではありません。 動きが鈍い。こちらには好都合でした。

マエアカクモバチ(Agenioideus lascivus)

大きさが10ミリほど、体の前半が赤い色のクモバチです。 ヒメグモ科のクモなどを狩るようです。 床下や、岩の隙間など、乾いた土に穴を掘って営巣する。

クロアナバチ(Sphex argentatus fumosus)

メスです。オオアナバチ属だけあってかなり大きい。 ツユムシやクダマキモドキなどを狩ります。 獲物に麻酔をかけ、穴に運んで産卵する。 巣穴はかなり深く掘るようです。

トガリハナバチのなかま(Coelioxys)

体長12ミリ、トガリハナバチのなかまです。 腹部先端が尖っているのが名前の由来です。 スミスハキリやツルガハキリなどに労働寄生します。 彼女らの蓄えた花粉だんごの中に自分の卵を埋め込みます。 尾端が尖っている理由です。

ツクツクボウシ(Meimuna opalifera)

黒に緑色の斑紋がある。 姿からは同定に自信ないが、 ツクツク オーシィ~って泣いていたから間違いない。 秋を告げるセミだそうです。 夏の終わりには、よく落ちている。 体の形や、模様がヒグラシと似ている。

ナミジガバチモドキ(Trypoxylon petiolatum)

メスです。腹部の上部はオレンジ色、ジガバチに似ている。 だが、腹部先端がジガバチほどに太くならない。 営巣場所は、竹筒や、木の坑などです。 育房の仕切りに泥をつかいます。 狩るのはハエトリグモなど、小型の蜘蛛。 姿形は似てないけれど、なるほど、…

クロスズメバチ(Vespula flaviceps)

信州では、ジバチとかヘボとか呼ばれるハチです。 その幼虫や蛹は「蜂の子」として珍重されている食品です。 どこかに巣があるのかも、しかし、そんなに多くは飛んでいない。 ふつう、ヘボの営巣は大きいんだが、都市では餌不足なのでしょう。

アオスジハナバチ(Nomia incerta)

白い萩が咲き、あっという間に散ってしまった。 萩にくるハチ、コハナバチ。メスです。 腹の帯が青緑色に色つけされている。 これが名前の由来でしょう。

チビドロのなかま(Stenodynerus)

巣の仕切りにドロを使うのでドロバチです。 チビなので、チビドロバチといいます。腹部に2本の黄色い帯があります。 外見がそっくりなのが数種いて、同定がむずかしい。 カタグロチビドロ(Stenodynerus chinensis)は、ドロバチのなかでは一番多い。 肩板が…

ギングチのなかま(Ectemnius)

ギングチのなかまには、ケラトリバチ亜科もある。 ケラトリのなかまは、コオロギなどケラのなかまを狩る。 ハエやアブを狩るギングチバチ亜科とはなじまない。 たまたま飛んできた不明の飛翔体を捕まえた。 よく見たら、ギングチのようだった。 ギングチバチ…

ツヤアリバチ(Methoca japonica)

メスです。メスには翅がありません。 アリにみえます。なので、アリバチです。 よく見ると、胸部がくびれていたり、触角が違うため、 ハチのなかまであることに気付きます。 高速で歩きます。止まらないので、野外撮影はムリ。 室内でもノンストップ走行で難…

ハラアカヤドリハキリバチ(Euaspis basalis)

大きさは15ミリ、遠くからでも目立つ赤い腹。 腹部第1節後縁以下は赤褐色。 ホストの労働を横取りするハチです。 相手はオオハキリバチ、労働寄生といいます。

チャイロスズメバチ(Vespa dybowskii)

ほかのスズメバチとは異なる色彩なのですぐ判別できます。 今年はどういうわけか、よく見かけます。 怒らせると怖い。攻撃性はかなり強いです。

ミツクリフシダカ(Andrena japonica)

大きさ12ミリ、メスです。 背板後縁が強く反り返る。フシダカの由来です。 春と夏、2化のヒメハナバチです。

アメリカジガバチ(Sceliphron caementarium)

大きさは23ミリぐらい。アメリカ原産の帰化種です。 雨上がりの道路で、巣材の泥を集めていた。 子どものエサとして、蜘蛛を狩る。 網を張らないハナグモなどを捕まえて巣に詰め込みます。 泥の玉をこしらえては飛びたった。 この汚い泥で民家の軒下などに巣…

クヌギシギゾウムシ(Curculio robustus)

舗装された道に、青いドングリをつけた枝が大量に落ちている。 ハイイロチョッキリなんですが、無駄な仕事をしてしまったようだ。 切り落とされたクヌギの枝は、さっさと片づけられる。 その中の一枝についていたクヌギシギゾウムシです。 産卵しようとして…

アカガネコハナバチ(Halictus aerarius)

体長7ミリぐらい、メスです。 ブラスのような金属光沢のハチです。 越冬した母バチから、生まれた娘バチは、生まれた巣で母バチと共に暮らします。 老いた母バチは、娘バチが働きに出ているあいだ、留守番をしています。 母バチは、娘バチの子育てを手伝いま…

シリアゲコバチ(Leucospis japonica)

大きさ約10ミリ、メスです。 淡褐色の翅、腹部に黄色の斑紋があります。 産卵管を背中に背負っている。 異様なかたちの寄生バチ。オオハキリバチ(など)に寄生する。

ウバタマムシ(Chalcophora japonica)

体長25ミリぐらい。松の切り株の上にいた。 ウバといわれて、乳母とか老女が思い浮かぶが、なまえの由来は知らない。 動き回るから、脅かすと静止するが、触角を引っ込めてしまう。

アオスジハナバチ(Nomia punctulata)

メスです。 オスに比べてハッキリとした青筋が目印です。 暑さのため不精をしていて、新しい虫さんに出会えません。

キボシカミキリ(Psacothea hilaris)

薄い黄色の斑紋(斑点)があり、そのまま和名の由来になります。 クワ、イチジク、ミカンなどの生木を食害すので害虫扱いです。

ムモンホソアシナガ(Parapolybia indica)

近似種のヒメホソナガバチの頭楯に班紋があり、 本種には斑紋がない。これが、ムモンの由来です。 低い草の葉裏などに営巣するから、草刈りには注意が必要。 攻撃性は強く、刺されるといたい。集団越冬します。

泥んこにいにい

ニイニイゼミの抜け殻は、丸っこくて、ちいさい。 1センチ5ミリほどです。 全身泥をかぶっているので、ほかのセミの抜け殻とは簡単に判別できます。 木の幹や根元などの低い場所に多いです。 成虫は、チィ~と透きとおる高い鳴き声です。 夏一番のセミです。…

オオフタオビドロバチ

腹部第1-2背板に黄色の帯。 カミキリなどの脱出孔に営巣する。泥で仕切りを作る。 アオムシ(メイガ、ハマキガなどの幼虫)を狩る。 リンネセイボウに寄生される。

キイロスズメバチ(Vespa simillima)

ニホンミツバチの巣のまわりでホバリングしていた。 帰ってくる働きバチを捕まえて連れ去るのです。 捕まって熱殺されることがあるから、 巣のまわりに着地することはしたくない。 オオスズメバチは集団で、ミツバチの群れを全滅させるが、 キイロスズメバチ…